この記事は「#AGAのウソホント」シリーズの第27回です。 よくある薄毛の疑問を、診療ガイドラインや研究、公的機関の情報を参考に、できるだけわかりやすく解説しています。
※本記事は、公的な診療ガイドラインおよび公表されている研究を参照して執筆しています。参考文献・参考情報は最後にまとめて掲載しています。
「いつも同じところで髪を分けているけど、これってハゲる原因になる?」そんな疑問を持ったことはありませんか。
毎日同じ分け目にしていると、分け目の地肌が目立ってきて、「このまま薄毛になるのでは」と心配になる人もいるでしょう。
結論からいうと、同じ分け目にしているだけで、それが直接ハゲる原因になるとは言い切れません。
ただし、分け目が目立つようになったときは、単なる髪型の問題ではなく、髪の変化が隠れている場合もあります。
この記事では、分け目と薄毛の関係、分け目が広がって見える理由、気をつけたい髪の変化についてわかりやすく解説します。
- 同じ分け目にすることが薄毛の原因になるのか
- なぜ「同じ分け目にするとハゲる」と言われるのか
- 分け目が広がって見える原因
- 分け目だけでなく確認したい髪の変化
- 気になるときにできること
結論|同じ分け目にするだけでハゲるわけではない

まず、検索者の疑問に明確に答えます。
同じ場所で髪を分けることだけで薄毛になるとは限らない
毎日同じ分け目だからといって、それだけで即薄毛になるわけではありません。分け目そのものが薄毛の直接の原因とは限りませんし、分け目が目立つからといって、必ず薄毛というわけでもありません。
ただし、分け目が目立ってきたら髪の変化をチェック
一方で、「同じ分け目だから絶対に大丈夫」とも言い切れません。分け目の見え方が以前と変わってきた場合は、髪の状態を確認しておくとよいでしょう。詳しくは後の章で解説します。
なぜ「同じ分け目にするとハゲる」と言われるの?

ここが今回の記事の「ウソホント」部分です。
いつも同じ場所に髪が分かれているから
毎日同じ場所の地肌が見えているため、「そこだけ髪が薄くなっているのでは」と感じやすいことが、こうしたイメージが広まる背景にあると考えられます。
分け目はもともと地肌が見えやすい
髪の毛が左右に分かれる場所なので、頭皮が見えるのはごく自然なことです。特に、髪が細い、髪の量が少ない、髪がペタッとしている、といった状態のときは、分け目がより目立ちやすくなります。
分け目が広がって見える原因は?

分け目が広がって見える背景には、いくつかの要因が考えられます。
髪のボリュームが減っている
以前より髪全体がペタッとしてきた場合、分け目もあわせて目立ちやすくなります。
髪が細くなっている
髪の本数だけでなく、1本1本の毛が細くなることでも、地肌が透けて見えやすくなります。
髪型や乾かし方によって見え方が変わる
髪が濡れているときや、同じ方向に強く流しているときなど、一時的に分け目が目立つことがあります。
加齢によって髪質が変化することもある
年齢とともに髪質や髪の状態が変化していくことも自然なことのひとつです。過度に不安に思いすぎる必要はありません。
分け目からハゲるって本当?

「分け目からハゲたように見える」ことがある
分け目はもともと地肌が見える場所なので、髪に変化があると、最初に気づきやすい場所のひとつです。米国皮膚科学会(AAD)でも、遺伝性の薄毛のサインの一つとして「分け目が広がってくること」が挙げられています。
分け目だけを見て判断しない
とはいえ、分け目の見た目だけで判断せず、髪全体の状態もあわせて見ることが大切です。具体的にどんな変化を見ればよいかは、次の章で詳しく紹介します。
こんな変化があれば分け目だけの問題ではないかも

分け目の見え方だけでなく、次のような変化がないか確認してみましょう。米国皮膚科学会(AAD)は、生え際の後退や頭頂部の薄毛とあわせて、分け目が広がってくることも、遺伝性の薄毛のサインの一つとして紹介しています。
以前より分け目が明らかに広がった
一時的な見え方の違いではなく、継続的に分け目の幅が広がってきていないか確認してみましょう。
髪が細くなってきた
髪の本数だけでなく、1本1本の太さの変化にも注目してみましょう。
頭頂部の地肌が以前より目立つ
分け目だけでなく、頭頂部全体の地肌の見え方にも変化がないか確認してみましょう。
生え際も変わってきた
分け目とあわせて、生え際の位置が以前と比べて変わってきていないかも確認しておきたいポイントです。
抜け毛の状態が以前と違う
抜け毛の本数そのものより、以前と比べて増えたと感じるかどうかに注目しましょう。
「1つ当てはまったら薄毛」というものではありません。ただ、こうした複数の変化が同時に、しかも継続的に見られる場合は、一度髪の状態を確認してみるとよいでしょう。
同じ分け目が気になる人ができること

分け目をときどき変えてみる
髪型を変えることで、同じ場所ばかりが露出する状態を避けられます。気分転換にもなるので、試してみるとよいでしょう。
髪を強く引っ張る髪型を続けない
きつく結んだヘアスタイルなど、髪を強く引っ張る状態を長時間続けることは、頭皮や毛根に負担をかける可能性があるとされています。分け目に限らず、日常的なヘアスタイルとして意識しておきたいポイントです。
髪を乾かすときは根元を意識する
分け目がペタッとしないよう、根元を軽く立ち上げるように乾かすと、見た目のボリューム感が変わることがあります。
分け目だけでなく髪全体を見る
分け目の見た目だけに注目しすぎず、髪全体のボリュームや状態にも目を向けることを意識しましょう。
分け目を変えれば薄毛対策になる?

分け目を変えることは髪型を変える方法のひとつ
分け目を変えることは、見た目の印象を変えるヘアスタイルの工夫のひとつです。
分け目を変えただけで薄毛が改善するわけではない
ここは明確にしておきたいポイントです。
分け目を変えることで、同じ場所への負担を避けられる面はありますが、分け目を変えただけで薄毛そのものが改善するわけではありません。
「分け目を変えればハゲない」というのも、新たな思い込みになってしまうため、注意しましょう。
分け目が気になったら、過去の写真と比べてみよう

同じ角度・明るさで比較する
同じ条件で撮影した写真同士を見比べることで、変化を正確に把握しやすくなります。
数年前の写真と現在を比べる
直近の写真だけでなく、数年前の写真と比べてみると、時間をかけた変化に気づきやすくなります。
一時的な見え方なのか、変化が続いているのかを見る
「今日だけ分け目が目立つ」という一時的な見え方なのか、継続的な変化なのかを見極めることが大切です。
気になる変化が続く場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、皮膚科やAGAを診療する医療機関に相談することも一つの選択肢です。
早めに専門医へ相談したい方へ AGAは進行性の脱毛症であるため、気になるサインがあれば早めに専門クリニックへ相談することが大切です。最近では、通院の手間が少ないオンライン診療を選ぶ方も増えています。料金や特徴を比較しながら検討したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
分け目をいつも同じにするとハゲる?よくある疑問
まとめ|同じ分け目=ハゲる、ではない
この記事のポイントを整理します。
- 同じ分け目にしているだけでハゲるとは限らない
- 分け目はもともと地肌が見えやすい
- 分け目が以前より広がった場合は、髪全体の変化もチェック
- 気になるなら分け目を変えたり、過去の写真と比較してみる
「いつも同じ分け目だからハゲるかも」と必要以上に心配する必要はありません。ただ、以前と比べて分け目が広がった、髪が細くなったなどの変化があるなら、分け目だけでなく髪全体をチェックしてみましょう。
「#AGAのウソホント」シリーズでは、このほかにも身近な薄毛の疑問について解説しています。あわせてご覧ください。
👨💼 40代サラリーマンのAGA治療体験記ブログまとめ
私のAGA治療の全記録は以下のブログでまとめています。これから治療を始める方はぜひ順に読んで参考にしてください。
参考文献・参考情報
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
- American Academy of Dermatology「Hair loss: Signs and symptoms」
- American Academy of Dermatology「10 hair care habits that can damage your hair」
※本記事は、公的な診療ガイドラインおよび公表されている研究を参照して執筆しています。個別の症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。

