抜け毛の毛根でハゲるかわかるって本当?白い・黒い・毛根がない場合を解説

毛根とハゲ

この記事は「#AGAのウソホント」シリーズの第44回です。 よくある薄毛の疑問を、診療ガイドラインや研究、公的機関の情報を参考に、できるだけわかりやすく解説しています。

※本記事は、公的な診療ガイドラインおよび公表されている研究を参照して執筆しています。参考文献・参考情報は最後にまとめて掲載しています。

「抜け毛を見たら毛根が白かった」
「毛根が黒いけど大丈夫?」
「そもそも毛根がついていない……」

抜けた髪を見て、「これってハゲるサイン?」と不安になる人は少なくありません。結論から言うと、毛根の色や状態だけを見て、ハゲるかどうかを判断することはできません。

この記事では、抜け毛の毛根が白い場合、黒い場合、毛根がないように見える場合、正常な毛根の状態、毛根が小さい・白い塊がついている場合などを解説しながら、毛根を見ればAGAかどうか判断できるのかについても、わかりやすく紹介します。

この記事で分かること
  • 抜け毛の毛根の色でハゲるかどうかがわかるのか
  • 白い毛根・黒い毛根・毛根がない場合の違い
  • 正常な抜け毛の毛根はどんな状態か
  • 毛根よりも見るべきポイント
    目次

    抜け毛の毛根でハゲるかわかるって本当?

    毛根の色だけでハゲるかどうかは判断できない

    白いからハゲるとは限りませんし、黒いから危険とも限りません。毛根が見えないからといって、毛根が死んでしまったわけでもありません。抜け毛1本だけを見て、AGAかどうかを判断することは難しいのです。

    AGAかどうかは毛根より「髪全体の変化」が重要

    毛根の見た目よりも、髪の太さや生え際・頭頂部の変化、抜け毛が増える傾向が続いているかなど、髪全体の変化を見ることが重要です。

    詳しいチェックポイントは、後の章で詳しく紹介します。

    正常な抜け毛の毛根はどんな状態?

    正常な抜け毛には毛根部分がついていることがある

    髪には、伸びている「成長期」と、成長が止まって抜け落ちるのを待つ「休止期」があります。休止期に入った髪が自然に抜け落ちるとき、根元に小さな塊のような部分がついていることがあります。これは異常なものではなく、髪が自然に生え変わる過程で見られる、ごく普通の状態です。

    毛根が白っぽく見えることもある

    休止期に入った髪の根元は、白くて硬い塊のような状態になることが知られています。そのため、抜けた髪の根元が白っぽく見えるのは、決して珍しいことではありません。

    抜け毛の毛根には個体差がある

    毛根の見た目には個人差があり、同じ人でも髪の状態によって多少の違いが出ることがあります。「正常な毛根はこういう形」と一律に決められるものではありません。

    毛根を見ただけで正常・異常を断定するのは難しい

    このように、毛根の状態には幅があるため、1本の毛根の見た目だけで「正常」「異常」を断定するのは難しいのが実情です。

    抜け毛の毛根が白いとハゲるって本当?

    抜け毛の毛根が白いのは珍しいことではない

    前の章でも触れたとおり、休止期に入った髪は、根元が白くて硬い塊のような状態になります。そのため、抜け毛の毛根が白いこと自体は、よくあることであり、それだけで心配する必要はありません。

    白い部分は「毛根そのもの」とは限らない

    ここは、意外と誤解されやすいポイントです。髪を包む「鞘」のような部分(毛を保護する組織)が、毛根と一緒に、あるいは毛根とは別に付着して見えることがあります。また、皮脂などの付着物が白っぽく見えている場合もあります。「白い塊がついている=すべて毛根そのもの」というわけではないのです。

    毛根が白いだけでAGAとは判断できない

    毛根が白いことは、髪が自然な休止期を経て抜けたサインの一つと考えられており、それだけでAGAかどうかを判断する材料にはなりません。

    白い毛根より髪の太さや生え方を見ることが大切

    毛根の色を気にするよりも、抜けた髪自体の太さや長さ、生え際・頭頂部の変化のほうが、薄毛を考えるうえでは重要な手がかりになります。

    抜け毛の毛根が黒いと危険?ハゲるって本当?

    毛根が黒く見える理由はいくつかある

    髪が成長している最中に、何らかの理由(強く引っ張られる、摩擦を受けるなど)で抜け落ちた場合、根元に色素が残ったまま抜けることがあり、これが黒っぽく見える一因と考えられています。

    黒い毛根=AGAというわけではない

    毛根が黒く見えることについて、AGAとの直接的な関係を示す研究は見当たりません。「黒い毛根=危険」「黒い毛根=AGAが進行している」と断定できる根拠はないのです。

    毛根の色だけで危険度を判断しない

    「白=安全、黒=危険」というように単純に色分けできるものではありません。毛根の色だけで一喜一憂せず、髪全体の状態を継続的に見ていくことが大切です。

    抜け毛に毛根がないように見えるのはなぜ?

    毛根がないように見えても「毛根が抜けた」とは限らない

    「毛根がついていない抜け毛」を見つけると不安になるかもしれませんが、これにはいくつかの理由が考えられます。

    切れ毛の場合は毛根がついていない

    髪が根元から自然に抜けたのではなく、途中でちぎれた「切れ毛」の場合、そもそも毛根の部分自体がありません。摩擦やダメージによって髪が切れた場合も、抜け毛と見た目が似ていることがあります。

    毛根鞘などが残っていない場合もある

    髪を包んでいる鞘のような組織が、抜け落ちる際に途中で外れてしまい、毛根部分が目立たなく見えることもあります。

    毛根がない抜け毛=ハゲるというわけではない

    毛根がついていないように見える抜け毛があるからといって、それだけでハゲる・薄毛が進行しているとは言えません。切れ毛なのか、毛根部分が目立たないだけなのかを、冷静に見極めることが大切です。

    抜け毛の毛根が小さいとハゲるって本当?

    小さな毛根に見えることはある

    抜け毛の根元が、思っていたより小さく見えることがあります。これは、髪の状態や抜けたタイミングによる個体差の範囲内であることが多いです。

    毛根の大きさだけでAGAとは判断できない

    毛根が小さく見えることと、AGAの進行を直接結びつける根拠はありません。毛根の大きさだけを基準に判断するのは避けましょう。

    細く短い毛が増えている場合は別の視点で確認する

    一方で、髪自体が以前より細く、短くなってきていると感じる場合は、別の視点での確認が必要です。髪が細くなることとAGAの関係については、「髪が細いとハゲるって本当?薄毛との関係を解説」の記事でも詳しく解説しています。

    抜け毛の毛根に白い塊がついているのは大丈夫?

    白い塊が毛根そのものとは限らない

    抜け毛の根元に白い塊がついているのを見つけることがありますが、これも必ずしも毛根そのものとは限りません。

    皮脂や角質などが付着している場合もある

    頭皮から出る皮脂や、古い角質などが、髪の根元に付着して白っぽく見えていることもあります。

    白い塊があるだけでハゲるとは判断できない

    白い塊がついていることそのものが、AGAや薄毛のサインというわけではありません。

    頭皮の状態も合わせて確認する

    気になる場合は、白い塊の有無だけでなく、頭皮に赤みやかゆみ、フケなどがないかも合わせて確認してみましょう。

    抜け毛の毛根をチェックするときのポイント

    毛根の色だけをチェックしない

    ここまで解説してきたとおり、毛根の色(白い・黒い)だけを見て、ハゲるかどうかを判断することはできません。

    抜け毛の本数だけで判断しない

    抜け毛の本数にも、季節や体調による変動があります。「1日100本までなら大丈夫」という話については、「抜け毛は1日100本までなら大丈夫って本当?」の記事でも詳しく解説していますが、本数だけを基準に一喜一憂しすぎないことも大切です。

    髪の太さや長さの変化を見る

    以前より髪が細くなっていないか、短い髪が増えていないかなど、髪そのものの変化を見ましょう。

    生え際やつむじの変化を見る

    生え際が後退していないか、頭頂部の地肌が目立ってきていないかなど、部位ごとの変化も確認しましょう。

    一時的な抜け毛ではなく変化が続いているかを見る

    一時的に抜け毛が増えただけなのか、変化が数か月単位で続いているのかを見ることも重要なポイントです。

    毛根を見てもAGAかどうかは判断できる?

    AGAは毛根の色だけで診断できない

    ここまで見てきたとおり、AGAは毛根の色や形だけで診断できるものではありません。

    AGAでは髪の成長サイクルに変化が起こる

    AGAでは、男性ホルモンの影響によって、髪の毛が生えている期間(成長期)が徐々に短くなり、髪が十分に太く長く育つ前に抜けてしまうようになります。その結果、髪全体が徐々に細く・短くなっていくことが分かっています。これは、抜け毛1本の毛根を見て分かることではなく、髪全体の変化として現れるものです。

    気になる場合は頭皮や髪全体の状態を確認する

    毛根の状態を気にするよりも、頭皮全体や髪全体の状態を確認するほうが、薄毛を考えるうえでは有効です。

    薄毛が進行しているなら早めに専門家へ相談する

    生え際の後退や頭頂部の変化など、薄毛が進行していると感じる場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに専門家へ相談することを検討しましょう。

    早めに専門医へ相談したい方へ AGAは進行性の脱毛症であるため、気になるサインがあれば早めに専門クリニックへ相談することが大切です。最近では、通院の手間が少ないオンライン診療を選ぶ方も増えています。料金や特徴を比較しながら検討したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

    ▶ AGAオンライン診療が安いおすすめランキング【月1,049円あり】料金徹底比較!

    抜け毛と毛根に関するよくある質問

    Q.
    抜け毛の毛根が白いのは正常ですか?

    A.

    はい、珍しいことではありません。休止期に入った髪が自然に抜けると、根元が白っぽく見えることがあります。

    Q.
    抜け毛の毛根が黒いとハゲますか?

    A.

    毛根が黒く見えることと、AGAを直接結びつける根拠はありません。色だけで判断しないようにしましょう。

    Q.
    抜け毛に毛根がないのは危険ですか?

    A.

    危険とは限りません。切れ毛の場合は、そもそも毛根がついていません。毛根が目立たないだけの場合もあります。

    Q.
    毛根が小さい抜け毛はAGAですか?

    A.

    毛根の大きさだけでAGAとは判断できません。髪自体が細く短くなっていないかを確認することが大切です。

    Q.
    抜け毛の毛根を見るだけでAGAか判断できますか?

    A.

    いいえ、できません。毛根の色や形よりも、生え際・頭頂部の変化や髪の太さなど、髪全体の変化を見ることが重要です。

    まとめ|抜け毛の毛根だけでハゲるかどうかは判断できない

    この記事のポイントを整理します。

    • 毛根が白い・黒いだけでは、ハゲるかどうかは判断できない
    • 毛根がないように見える抜け毛も、それだけで薄毛とは限らない
    • AGAが気になるなら、毛根1本ではなく髪全体の変化を見ることが大切

    最近、抜け毛や髪の変化が気になるなら、毛根の色だけで判断せず、髪全体の状態をチェックしてみましょう。

    「#AGAのウソホント」シリーズでは、このほかにも身近な薄毛の疑問について解説しています。あわせてご覧ください。

    参考文献・参考情報

    ※本記事は、公的な診療ガイドラインおよび公表されている研究を参照して執筆しています。個別の症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。

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